血は争えねぇなぁ
どうもやっちーです。(・ω・)
今、京都に来ております。
会いたい人に会いに、前日夜に京都入りしまして、
今日は午前中から瞑想をし、午後は下鴨神社に行き、
夕方に贅沢な時間を過ごし、夜はちょっと足を延ばしてとある場所へ。
そのとある場所というのが、父の行きつけのバー。
そのバーは父の仕事仲間の弟さんがやっているお店で、
父が京都で仕事をしているときは毎日のように通っていた場所。
数年前、私が父の仕事の見学で京都に行ったとき、一度だけ連れて行ってもらった場所。
そこに今回、父に内緒で(マスターにも内緒で)突撃潜入してきました。
お店には常連さんの写真がたくさん飾ってあるのですが、その中に父の写真も発見。
さらにお店の隅っこには、昔うちにあったジェームスブラウンの人形が煙草をくわえて鎮座してました(笑)
前に来た時も思ったけど、お前さんいつの間にか見なくなったと思ったらこんなところにいたんか(笑)
マスターに「○○(父)の娘です。」と告げると、「あぁ!」とすぐに気づいてくださり、そこから父の話で大盛り上がり。
さらに、父が大変お世話になったお兄さんもわざわざお店に来てくださって、そこから約3時間、私の知らない父の話を聞いたり、お兄さんの知らない父の話をしたりで、たくさんお話しさせていただきました。
うちではめったに涙を見せない亭主関白俺様親父ですが、
仕事をしているときの父は情熱的でよく怒り、よく泣く男だったそう。
そんな父の話をしながら、お兄さんは何度も「会いたいなぁ」と言ってくださって、本当に父を慕ってくださっているのが伝わってきました。
酔った勢いで父に突撃電話もして、電話の向こうの父がとてもうれしそうで、本当に仲が良かったんだなぁとしみじみ。。。
このバーにはたくさんの思い出があるそうで
普段ほとんど酒を飲まない父が一人で飲みに来る場所でもあり、
仕事仲間を連れて一晩中父のお気に入りの動画を流して自慢したり、
10人も座れない狭い店に倍の人を連れてきて超密な状態で店を貸し切ったり、
熱くなりすぎて後輩の腕にかみついたり…。
とにかく話し出したらきりがないほどの、父にとっての青春が詰まった店だそうです。
父の還暦祝いの時も思いましたが
父の話を聞くたびに、
「あぁ、私は結局この人の娘なのだなぁ」と
痛感することがたびたびあります。
声がでかいところ、
夜型なところ、
動画編集とかが好きなところ、
エンターテイナーなところ、
思い立ったらすぐ行動が過ぎるがあまり深夜に突然整理整頓とかしがちなところ、
想いが強くて熱い話をしがちなところ、
自分の「好き」に忠実なところ、
それによって周りの人を振り回してしまうところ、
飲み会のような場所が好きでいつまでも人を付き合わせてしまうところ、
中心に立ってリーダーシップをとるような立場にいるところ、
大好きなことを仕事にしているがあまり、仕事とプライベートの境界線があいまいなところ、、、
10代のころは「こんな人に似たくなかった」って思ったこともあったけど、
「こんな人のようにはなるまい」と思った時期もあったけど、
結局私はこの人の娘で、
この人と同じような道をたどっているのだと、
大人になって父のことを知れば知るほどに思い知らされるようになりました。
それが恥ずかしくもあり、誇らしくもあり、なんだか複雑な感じがします。
これが親子ってもんですかね。(笑)
外見の遺伝子をもろに受け継いだのは弟ですが、
内面の遺伝子をもろに受け継いだのは私でした。
だからこそ、似た者同士だからこそ、そして頑固者同士だからこそ、
昔はかなり衝突していました。
でもその衝突の裏には、父なりの愛があり、私なりの愛もあり、
それぞれの愛の枯渇もあり、
そして何より、お互いがお互いを知ろうとしていなかったこと
知らなかったがゆえに起きた誤解やすれ違いがありました。
私も大人になり、いろんな側面から物事を見れるようになりました。
(もちろんまだまだ知らないことはたくさんあります。)
父も一度生死をさまよったことで、丸くなったところもありました。
年を重ねれば、歩み寄れる部分もある。
分かり合える部分もある。
親子だって他人といえば他人だけど、でも結局血を分かち合った親子なんですよね。
身近すぎると気づかないこともあるし、少し距離を置いたからこそ気づいた側面もあったりします。
あぁ、私も年を重ねているんだなぁと、コーヒー焼酎牛乳割をがぶがぶ飲みながら、しみじみ感じる京都の夜…。
「春先に会おうかな。その時はみんなで花火をしよう。君も来てね。」
そんな風に言っていただいたので、また一つ楽しみが増えました。
コーヒー焼酎飲みすぎたので今日は寝ます。(笑)
お休みなさい。
💖愛と光をあなたにオトドケ💖
やちよ(・ω・)